先日Bittrexで出金しようとした所、出金額が上限を超えているというエラーが出ました。
今回出金しようとした額は上限を超えるようなものではありません。しかも以前は当たり前のように出金できていた額なのに、急に上限を超えているとはどういうことでしょうか。
アカウントページには「Basic Account」を持っていれば最大「0.4BTC」まで出金できるとありますが、実際は登録なしでも「0.025BTC」までは出金ができていました。それが突然できなくなってしまったのです。
理由は分かりませんが、それならばと「Basic Account」に登録しようとしたところ、
「Basic Account」に登録できませんでした。入力した情報がパブリックレコード(公的な記録)にマッチしないとのことです。
これはどうしたものか。そこで今度は「Enhanced Account」にアップグレードしようと本人確認に進んでみると、
本人確認書類はパスポートのみ。いやいやパスポートを持っていない人はどうすればいいのという話です。
なぜ突然、このような事態になってしまったのでしょうか。これに対しBittrexは、何か詳しい説明やユーザーへの警告を行っているのでしょうか。
今回の規制に関するBittrexのアナウンス
Bittrexは、12月8日に「本人確認に関する重要な情報」というタイトルでアナウンスを行っています。
このアナウンスを要約すると、Bittrexは、ユーザーを詐欺や盗難から守るため、そしてアメリカの法律や規則を遵守するために、本人確認の手続方法に変更を加えているとのことです。
どうやら今回の出金規制は、この本人確認の手続方法に変更によって生じたもののようですね。
しかしこのアナウンスでは、上記の変更に加え、本人確認書類を提出する時の注意点のみが挙げられ、具体的な出金規制や、規制が開始される日程などには一切触れていません。
そのため、今回のような出金ができないといったユーザーが続出しています。
それではどうやって出金すればいい?
それでは、実際どのようにBittrexからコインを回収すればいいのでしょうか。
一つには「Basic Account」への登録が考えられます。「Basic Account」へは、氏名、生年月日、住所の情報のみで登録することができるので、このアカウントでのコイン回収が考えられます。
しかし今回の変更で「Basic Account」出金額が0.025BTCに下げられたという話もあり、Basicで回収しようとすれば、地道に0.025BTCを出金していくしか方法はないとのことです。
もう一つの解決策は、パスポートを提出するというものです。しかしパスポートを持っていない人はわざわざ取得する必要があり、発行に日数がかかるといった価格変動のリスクも伴います。
この件については数多くの問い合わせが殺到しているはずですが、現在はこの二つの方法でしか出金が行えないようです。
今回の件は、ユーザーの信用を大きく失うものです。一刻も早いBittrexの説明を求めたいところですね。