仮想通貨は世界中どこでも利用することができ、現在はあらゆる国に仮想通貨取引所があります。
もちろん日本国内にも取引所はありますが、最近は海外取引所を利用する方かなり増えています。
しかし仮想通貨の取引における法律やルール、また言語の違いもあって、中には海外取引所に対し不安を持つ方もいるかもしれません。
実際に海外取引所でトラブルが発生し、サポートが受けられなかったという話も聞きます。
それでもなお、仮想通貨への投資を最大限に活かすなら、やはり海外取引所を利用するべきです。
そこで、ここではなぜ最近は海外の取引所が熱く、なぜ海外取引所を利用をすべきかという点を、国内取引所と比較しながら説明したいと思います。
国内取引所にはない海外取引所の特徴
取扱通貨が国内と比べて圧倒的に多い
海外取引所の中には、500種類以上もの仮想通貨が取引されているところもあります。国内取引所では、多くて十数種類とあってその数は比べものになりません。
もちろん全てが取引されているというわけではなく、今はまだ価値を持っていない仮想通貨も多くあります。
しかし、もしそのような仮想通貨を保有して、価格が急上昇した時にはどれほどの利益が出るのでしょうか。
ビットコインも2015年には、1BTCが数万円だったのに対し、今は何十倍もの価格をつけています。
またICOと呼ばれる新規トークンの発行はほぼ海外で行われ、そのトークンの取り扱いも海外取引所で行われることが多いです。
このように価値がまだ上昇していない新興仮想通貨を発見し、価格上昇による大きな利益を狙えるのが海外取引所の最大の特徴といえるでしょう。
国内より規制が少ない
日本では、近年発行された仮想通貨法によって仮想通貨交換業者に一定のルールが課されるようになりました。
この法案は利用者保護の観点が強いため、利用者にとってはより安全性が保たれる結果となっています。
しかし同様に、国内では取引所が審査されることで、通貨やサービスが制限されるようになったともいえます。
一方、海外では仮想通貨への規制が比較的少ないといわれており、中には仮想通貨の取引であれば登録や制限なしに取引を行うことができます。
仮想通貨を決済手段ではなく投資として売買を行うユーザーの多くは、価格変動による大きなリターンを求めており、規制の少ない海外取引所の方が大きなリターンを得る機会が多いはずです。
海外取引所がこれからも成長する理由
海外では仮想通貨の需要が高まっている
仮想通貨は自身に信用を持ち、個人間の決済を第三者を介さずスピーディかつ安価にするものとして誕生しました。
しかし決済手段も多いこの日本では、実際に仮想通貨を使う機会はあまりありませんよね。
一方、海外では経済がそれほど発達しておらず、決済手段がない、もしくは送金に大きな費用が掛かるという地域も多くあります。
それゆえ、ネットワークのみで決済が行える仮想通貨への需要が高まっています。
そして今、その需要に注目した企業が、仮想通貨を取り入れた決済システムや資金調達を進めています。
つまり、これから海外取引所で仮想通貨がもっと活発的に取引されるようになるということです。
仮想通貨の資産価値に期待されている
仮想通貨は、決済が便利というだけでなく資産や資金運営としての価値にも注目されています。
法定通貨が下落しているときは、株式や不動産のような業界も下落しやすいといわれていますが、仮想通貨は他の資産から受ける影響がもっとも低い資産のひとつです。
海外では、政治問題や財政の悪化により通貨が不安定な国が多く、価格が急落するということも珍しくはありません。
そんな時、逃げるように他の資産から影響を受けにくい仮想通貨に交換する傾向にあるようです。
この資産価値への期待から国外では仮想通貨へ換える人が増えており、それらの国々にサービスを提供している海外取引所では価格が大きく変動するという可能性があります。
海外取引所を利用するメリット
日本といえば、少しずつ決済手段として受け入れている企業や店舗は出てきているものの、やはり使用という点では他の決済手段に見劣りしてしまいます。
そのため仮想通貨を利用する目的は、やはり投資による大きなリターンです。
海外ではこれから成長する新興通貨が多く、規制も少ないのでそのリターンを狙いやすくなっています。
また市場自体にもますます注目が集まっており、取引所自体の成長も見込めでしょう。
その点でいえば、国内取引所ではリスク回避や安全面を重視した運営が行われています。
今後規制がかかる可能性もあるため、日本国内での仮想通貨投資では、トレーダーの幅が狭くなってきてしまうかもしれません。
そのため、仮想通貨投資の効用を最大限に引き出せるのは海外にあり、これらが海外取引所を利用するメリットだといえます。