海外取引所への送金方法
海外取引所を利用する上で、一番わずらわしさを感じるのは取引を開始するときの送金です。
国内取引所を利用する場合は、日本円を銀行振替やクレジットカードでの決済と至って簡単です。コンビニでもできます。
しかし海外取引所を利用しようとするとそうはいきません。なぜなら多くの取引所が日本円に対応していないからです。また取引所がどの国に本拠地を構えているかによっても決済方法が異なってきます。
そこで、ここでは海外取引所で採用されている代表的な送金方法をいくつか紹介したいと思います。
電信送金:Wire Transfer
海外取引所の多くは、決済方法に銀行振替を指定しています。そのため海外取引所への送金はまず、Wire Transferといわれる電信送金が考えられます。
Wire Transferとは2つの銀行間で行われる送金のことで、特定の通信手段を用いて当事者の銀行間で行われます。
主に、銀行間の資金のやりとりや貿易決済といった大口決済に使用されますが、個人での利用も可能です。また郵便局からも送金ができます。
電信送金には以下の情報が必要です。
- 銀行名(Bank Name)
- SWIFTコード(SWIFT Code)
- 支店名(Branch Name)
- 受取人口座番号(Beneficiary’s Account NO.)
- 受取人名(Beneficiairy Name)
- その他、国、都市名、電話番号、住所など
電信送金を行うには上記の情報が必要ですが、これらを得るにはまず取引所で本人確認書類の提出し、認証を受ける必要があります。
また銀行によって異なりますが、電信送金には3,000円~6,000円ほどの手数料がかかります。送金に数日かかることも注意しなければなりません。
クレジットカード決済
海外取引所の多くは、VISAとMasterCardのクレジットカードに対応しています。
クレジットカードの登録は比較的簡単で、カード番号、氏名、有効期限、CVVコードを入力するだけです。しかしクレジットカード決済も電信送金同様、本人確認書類の提出が必要になります
クレジットカードでの決済は、申請を行なった時点で反映されます。
また取引所によっては最大入金額などが設定されており、手数料も別途支払う必要があるので確認が必要です。
オンライン決済サービスの利用
入金方法にオンライン決済サービスを選択できる取引所があります。海外取引所では、Paypal、Netllerを始めとする様々なサービスが利用可能です。
オンライン決済サービスとは、取引の決済をインターネットを利用して行うもので、決済業者が代行して送金を行うサービスです。
利用は比較的簡単で、メールアドレスとクレジットカード情報で送金や決済を開始することができます。
オンライン決済を利用する利点は、何より送金が速く、手数料も比較的安く設定されている点です。
また業者に口座を開設しそこから出金を行う形をとっているので、為替等の心配をする必要がありません。カード情報を取引相手に知らせずに済むという安全性もあります。
しかしオンライン決済を利用できる取引所は比較的簡単少なく、また取引所によって利用できるオンライン決済業者が異なります。
そのためどのサービスが利用できるか公式サイトなどで確認する必要があります。
仮想通貨による送金
海外取引所の多くは、仮想通貨を入金することで取引を開始できます。
法定通貨を使用する取引は、どの取引所も本人確認書類の提出が必要ですが、仮想通貨同士の取引にはそのような確認を必要としない取引所がほとんどです。
また仮想通貨の送金は、ビットコインアドレスのような、英数字が何桁も羅列されたアドレスもしくはQRコードを使って行います。
中には、ウェブサイトにそのアドレスを公開している取引所もあるので、保有している仮想通貨を送金することで簡単に取引を始めることができます。
送金方法比較
電信送金 | クレジットカード | オンライン決済 | 仮想通貨 | |
手数料 | △ | △ | 〇 | ◎ |
信頼度 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
スピード | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
最大送金額 | ◎ | 〇 | △ | ◎ |
利用可能 | ◎ | 〇 | △ | 〇 |
おすすめ送金方法
海外取引所への送金は、電信送金、クレジットカード決済、オンライン決済と様々でそれぞれ特徴も異なります。
セキュリティや資金管理の観点から、銀行を介した方がいいのか、クレジットカードを使った方がいいのかと各々選択肢があると思います。
これらを考慮した上で一番おすすめの送金方法は、やはり国内取引所を介した仮想通貨での送金です。
まず国内取引所への登録は簡単で、本人確認書類の提出等も容易に行えます。
冒頭で挙げたように、仮想通貨も日本円ですぐに購入でき、その仮想通貨を海外取引所に送金すれば、面倒な決済の手順を踏まずに済むわけです。
仮想通貨の大きなの特徴は、そのシステムを利用した送金の利便性です。プロセスに時間は掛かるかもしれませんが、アドレスを使って簡単に送金でき手数料も割安です。
そのため、①国内取引所で仮想通貨を購入する → ②海外取引所に仮想通貨を送金する → ③仮想通貨で取引を行う、といった手順で送金を行うのが様々な手間やコストを考えた上でベストな方法といえます。
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