レバレッジをかけて取引すると大きな利益をあげることができます。
ただそこで気になるのは、損失を出してしまった場合のこと。
ここでは「レバレッジ取引に失敗したとき一体どうなるか」そのリスクや仕組みをご紹介したいと思います。
リスク回避の制度
レバレッジ取引は、他人資本を使って取引を行います。
そのため、レバレッジ取引では、私たちだけではなく貸す側である取引所も大きなリスクをもっています。
貸したお金が踏み倒されるようなことがあったら商売あがったりですよね。
そこで、レバレッジを提供する取引所は、いくつか制度を設けてそのリスクを回避しようとしています。
その①証拠金維持率
まず取引所は、「証拠金維持率」というものを設定し、リスク回避(ユーザーにとってもそう)を行っています。
この証拠金維持率とは、含み損を証拠金から差し引いて計算した残高の割合をいいます。
これがどういったことかというと、レバレッジ取引を行う場合、利用者はレバレッジをかける前に「証拠金(いわゆる担保)」を取引所に預け入れる必要があります。
そして、この証拠金をもとにレバレッジをかけて取引を行っていくわけですが、ときには取引によって損失が出てしまうときもあります。
そのような損失が出るとき、取引所は「含み損(まだ未確定の損益)」を計算し、証拠金から差し引きます。
この含み損を加減した残高割合を「証拠金維持率」といい、取引所ではこれをもとに、利用者の返済能力を判断します。
その②追証
取引所は、証拠金維持率がある一定の割合を下回ると証拠金の追加を請求します。これを「追証」といいます。
例えば、証拠金維持率を50%と設定している取引所で、50万円の証拠金が取引によって20万円に減ったとします。
このとき、証拠金維持率が50%を切っているので、それを戻すために、取引所から5万円以上の証拠金の追加(=追証)が要求されます。
ただし追証にはひとつ問題点があって、追証を支払えば取引を継続できるといった特徴から、借金を負ってまで取引を継続しようという人が出てくることです。
そのため、この追証の制度は、チャンスとリスクを両方持ったもろ刃の剣のような制度ともいえます。
その③ロスカット
取引所は、証拠金維持率がある一定の割合を下回り、追証も行わないと、有無をいわさずに取引の強制決済を行います。これを「ロスカット」といいます。
ロスカットが発動されると、保有していたポジションは強制決済され、取引が自動的に解消されます。
つまり、元手である証拠金が減り、損失を出す結果となるのがロスカットです。
先ほどあげた例でいえば、取引所から受けた5万円の追証を支払わないと自動的にポジションが決済され、証拠金が20万円となる実質30万円の損失となります。
レバレッジ取引に失敗すると?
ここでは、レバレッジ取引におけるリスクや、取引所が設けているリスク回避の制度を紹介しました。
それをまとめると、以下のようになります
- 証拠金維持率という残高の最低ラインがある
- 証拠金維持率が一定より下回ると、追証が請求される
- 追証を支払わないと、ロスカットが発生する
このように、取引所はもちろんのこと、ユーザーにとってもリスク回避となるような制度が設けられているのがわかりますね。
ただし、追証を行うということは追加で資金を投入することで、中には損失を取り返そうと借金までして取引を続けようとする人がいます。
そこで、取引をしているとついつい資金を突っ込んでしまうなという人は、追証がない取引所を選択することをおすすめします。
追証なしの取引では、一定額を超えるとロスカットが発生するので、ある意味「損切り(より大きな損を出すまえに決済すること)」としての役割を持っています。
下では追証がない取引所を紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
海外取引所BitMEX(ビットメックス)
業界最強!レバレッジが最大100倍までかけられる取引所です。プラスセキュリティが高いのも評判で、ビットコインで大きく稼ぐならここで取引するのが一番です。
取引所情報はこちら ここから口座開設すると「取引手数料10%OFF!」