海外取引所といえばBinance(バイナンス)。これは今では当たり前のように聞こえます。
しかしここ最近、そのバイナンスを超えるのではないかといわれる取引所が出てきています。中国の大手取引所Huobi(フオビー)です。
ここでは、BinanceとHuobiの特徴やメリットを紹介し、どちらの取引所に登録すべきか項目ごとに徹底比較していきたいと思います。
(※メリットやデメリットには私見が入っていることもあるのでご了承下さい。)
Binance(バイナンス)とは?
Binance(バイナンス)とは、2017年に香港でサービスを開始した取引所です。
BNBというオリジナルトークンで15億円の資金調達を行い、今やその時価総額は1000億円とされています。
最近は取引委員会などから運営に関する警告を受け、マルタ共和国に拠点を移したという報道もあり、仮想通貨において名前が出ないことはない取引所です。
Huobi(フオビー)とは?
Huobi(フオビー)とは、2014年に中国で設立された取引所です。
中国三大取引所の1つといわれる取引所で、設立からは本国を中心に事業を展開していました。
しかし政府の規制が入ったことで、今は「Huobi.pro」として日本、韓国、アメリカなど海外を中心に事業を行っています。
比較項目①基本情報
それでは早速、この2つの取引所を項目ごとに比較していきたいと思います。まずは基本情報から。
下の図は取引種類や手数料などをまとめた基本情報の比較です。
Binance | Huobi | |
---|---|---|
取引の種類 | 現物取引 | 現物取引、信用取引 |
最大レバレッジ | × | 3倍 |
取引銘柄 | BTC, ETH, USDT 他100種類以上 | BTC, ETH, USDT 他100種類以上 |
最低取引額(購入額) | BTC:0.001, ETH:0.01, USDT:1 | BTC:0.0001, ETH:0.001, USDT:1 |
日本からの送金方法 | 仮想通貨 | 仮想通貨 |
入金手数料 | 無料 | 無料 |
取引手数料 | 0.1% | 0.2% |
最低入金額 | なし | BTC:0.001, ETH:0.01, USDT:100 |
出金手数料 | BTC:0.0005, ETH:0.01, USDT:4.6 | BTC:0.001, ETH:0.01, USDT:10 |
(※良いと思われる点を太字にしています。)
大きな違いとしては、バイナンスでは最低入金額が設定されていない、フオビーでは信用取引が行えるといった点でしょうか。
比較項目②セキュリティ
続いてはセキュリティ面を比較していきたいと思います。
セキュリティついてチェックすべきポイントは、①二段階認証が設定できるか、②資産がコールドウォレットで管理されているかです。
他にも、独自のセキュリティ対策が行われているの見ていきましょう。
Binance(バイナンス)のセキュリティ
まずバイナンスでは、今や常識となっている「②二段階認証」がもちろんサポートされています。
また「①フィッシングコード」を設定することで、偽サイトやバイナンスを装った電子メールから個人情報を守ることもできます。
↑ちなみにアカウントページでは、ログイン履歴で不正ログインがないかを確認できるので安心ですね。
コールドウォレットやマルチシグに関しては、公式サイトでの言及はありません。
しかし、ユーザーの問い合わせに対し「大部分の資産はコールドウォレットで管理している」と答えているので、そこは信用していいのではないかと思います。
Huobi(フオビー)のセキュリティ
続いてHuobiに関してですが、アカウントページで「二段階認証」が設定でき、バイナンスと同じくログイン履歴を確認することもできます。
↑また、Huobiではログインを行うたびにEメール認証が必要で、ログインが行われると通知が来るようにもなっています。
コールドウォレットやマルチシグに関しては、公式サイトのトップページで「98%以上の資産はマルチシグとコールドウォレットで管理されている」とあるので安心です。
比較項目③デザインと使いやすさ
お次はデザインと使いやすさを比較したいと思います。
ただしこれに関しては人それぞれで違ってくる点なので、ここではプラットフォームのデザインと便利な機能を簡単にご紹介します。
それでは、まずバイナンスから見ていきましょう
Binance(バイナンス)のプラットフォーム
バイナンスのプラットフォームは上のようなデザインとなっています。
白を基調として、黄緑とピンクの対比で買いや売りなどを示していますね。
取引画面はこのような感じです。
このなかで①自動的に取引上限を計算したり、②資産の何%を取引するといったボタンが便利な機能となるのではないでしょうか。
ほかにも買いと売りの気配、強さが視覚化されたグラフもあるので、どのタイミングで注文を出すかの参考にできます。
Huobi(フオビー)のプラットフォーム
続いてHuobiのプラットフォームです。
フオビーのプラットフォームは、黒と紫を基調としたシックなデザインとなっていますね。(白タイプにも変更可能です。)
取引画面はこのような感じです。
このなかで、一番便利と思われるものは仮想通貨をJPYに換算してくれる機能です。
また、スライドすることで資産の何%を使って取引するかを決められるバーも便利な機能ではないでしょうか。
ほかにも、フオビーではTradigView(高性能分析ツール)が使えたり、タイムゾーンを日本に設定することができる点も魅力的なポイントです。
比較項目④アナウンスとツイッター更新の頻度
続いては、取引所によるアナウンスとツイッターの更新頻度を比較したいと思います。
情報開示をいかに行っているか、どれほど有益な情報を提供しているかは、ユーザーにとって取引所を選ぶ大きな判断材料です。
公式サイトで行っているアナウンスやツイッターを比較して、この2つの取引所がどのような情報開示をしているか見てみましょう。
アナウンスの回数と内容
Binance | Huobi | |
---|---|---|
アナウンスの回数(2018年4月1日~30日) | ・14回 | ・43回 |
アナウンスの内容 | ・コインのペア追加・入出金の停止連絡・イベントの開催と終了・詐欺の警告・運営上の業務連絡 | ・コインのペア追加・入出金の停止連絡・イベントの開催と終了・エアドロップ情報・運営上の業務連絡 |
2つの取引所のアナウンスを比べた結果、まずBinanceはイベントの開催と終了のお知らせが多く、続いて業務連絡や、リスクや詐欺の警告といった内容でした。
そして、Huobiはコインペアの追加や、入出金の停止連絡が多かった印象を受けます。
ツイート数と内容
Binance | Huobi | |
---|---|---|
ツイート数(2018年4月1日~30日) | ・34回 | ・130回 |
ツイート内容 | ・コインのペア追加・イベントの開催と終了・問題発生の連絡とサポート・運営上の業務連絡・リスクの警告 | ・運営やメンバーの紹介・新しい機能追加のお知らせ・イベント情報・ブログ更新のお知らせ・仮想通貨に関連するツイート |
次はツイートの内容を見てましょう。
まずBinanceはイベントに関する情報や、問題発生の連絡とサポートがおもにツイートされていました。
(↑BNBのコインバーンに関する情報のツイートです。)
(↑プラットフォームが重い理由を説明しています。)
そして、Huobiではイベント情報や新しい機能の追加、運営の裏側を紹介したり、仮想通貨に関連する素朴なツイートがみられます。
(↑ファイナルファンタジー3が仮想通貨をすでに予想していたことへのツイートです。)
(↑エアドロップの情報も随時公開しています。)
比較項目⑤通貨上場の頻度と価格上昇率
最後に、この2つの取引所が「どのくらい新しい通貨を上場させ」「どのくらい上場後に価格を上げているのか」を見ていきましょう。
まずは、BinanceとHuobiで2018年3月~4月の間に新しく追加されたコインをご紹介します。
- Binanceで新しく追加されたコイン(2018年3月~4月)
- CLOAK, CTR, GNT, GRS, ONT, QLC, STORM, SYS, WAN, WPR, XEM, ZIL
- Huobiで新しく追加されたコイン(2018年3月~4月)
- ADA, AST, ONT, BTS, CTXC, KNC, STEEM, STRAT, ZRX
バイナンスが12種類、フオビーが9種類のコインをこの2か月間で上場させていますね。
この中でほぼ同じ時期に上場したONT(3月8日と9日)の価格上昇率を比較してみましょう。
上はBinanceで3月8日に上場したONT/BTCのローソク足になります。
この日の取引高は5100万で、価格は0.0001111から始まり0.001という高値をつけました。約10倍の上昇です。
こちらは3月9日にHuobiで上場したONT/BTCのローソク足です。
この日の取引高は1500万で、価格は0.000137から始まり0.00049の高値。4倍の上昇率となっています。
この結果をみると、やはりバイナンスの方が人気があるとわかります。取引高も3倍以上です。
しかし上場のタイミングや、その後の価格の推移などを考えると、一概にバイナンスで取引した方が儲けやすいとは言えないので注意してください。
結果とまとめ
以上が今回の比較結果となります。
BinanceとHuobiを比較して知ったのが、どちらも良い点と独自の強みがあるいうことです。
そのため、比較結果として「どちらの取引所いい」というようなことはいえませんでした。
なので結論としては、上で比較した結果をぜひ参考にして、自分に合った取引所で取引をしてもらいたい!ということになります。
(すみません、比較をしながらどちらも良いという結果になってしまいまして。)
今回の結果のように、どちらか決めかねるという方は、口座開設は無料なのでこの際どちらにも登録しておきましょう!
最後に余談となりますが。。。
(個人的には、日本語に対応していて、レバレッジも掛けられるHuobi(フオビー)がおすすめです。)
Binance(バイナンス)
取引高ランキング世界一位!
- 取引高ランキング世界一位!
- 独自トークンBNBで手数料が安くなる!
- 取引高も多く、スムーズな取引が可能!
- 種類が多く新しい通貨にも積極的!
Huobi(フォビー)
中国三大取引所の一つといわれる取引所!
- 最大3倍のレバレッジがかけられる!
- TradingViewを使って分析しながら取引出来る!
- 日本語に対応していてJPY換算もできる!
- 独自トークン「HT」を使って様々なサービスを利用!