【仮想通貨攻略】MACDでトレンドの方向性を見定めろ!

こちらの記事では、トレーディングビューを使った仮想通貨の「攻略方法」をご紹介しています。

ここで紹介する「分析ツール」や「テクニカル分析」を、ぜひ仮想通貨取引の参考にしてみて下さい!

キーワード
  • MACD
  • 移動平均線
  • ゴールデンクロス
  • デッドクロス
  • 目次

    MACDとは?

    チェック

    こちらの記事を読むには「移動平均線」や「ゴールデン・デッドクロス」などの予備知識が必要です。そんなの聞いたことないぞといわれる方は、こちらの「【仮想通貨攻略】トレンドラインと移動平均線で相場を見極めろ!」を参考にして下さい!

    MACDとは、「短期移動平均線」と「中長期移動平均線」の2本を使って、トレンドの方向性を測るインジケーターです。

    チャート上に表示される「移動平均線」や「ボリンジャーバンド」などとは異なり、チャートとは別に表示される指標となります。

    MACD

    (↑ チャートの下に表示されているのがMACDです。ちなみにMACDはマックディーと呼びます。)

    MACDで使用される「移動平均線」は、従来のものとは異なり、より新しい価格に重点を置いている「指数平滑移動平均線」という平均線を採用しています。

    指数平滑移動平均線
    移動平均線
    =(1日目の終値 + 2日目の終値 + 3日目の終値)/ 3日間
    指数平滑移動平均線
    =(1日目の終値 + 2日目の終値 + 3日目の終値 + 3日目の終値)/ 4日間

    ↑ このようにMACDで使う移動平均線は、最終日の終値をもう一度足すことで、今の値動きに近い平均値が出るようになっています

    そして「指数平滑移動平均線」を使って算出される「MACD」(マックディーと同名)と、MACDの移動平均線である「シグナル」という2本の線を使って「トレンドの方向性」を測ろうというものです。

    MACD
    MACDの指標
    ① MACD = 短期平均(12日)- 中長期平均(26日)
    ② シグナル = MACDの移動平均線(9日)
    ③ ヒストグラム = MACD – シグナル

    (↑ ヒストグラムとは「MACD」から「シグナル」を引いた数値を、棒グラフ化した指標です。)

    MACD表示方法

    ちなみに、トレーディングビューでMACDを表示させる方法は、他のインジケーターと同じです。

    インジケーター」をクリックして、「内蔵」から「MACD」を選択すると、チャートの下にNACDが表示されます。

    MACD設定

    平均線のスタイルや色などは、左上にある「設定(歯車のアイコン)」から変更できます。

    また①MACDの短期平均、②中長期平均、③シグナルの日数(平均線の長さ)もここで変更可能です。


    MACDでわかること

    MACDが何かわかったところで、続いては、このインジケーターで何がわかるかを見ていきましょう

    先ほど、MACDは「トレンドの方向性」を測るために使うとお話しました。

    それを、さらに具体的に説明すれば、MACDでは、以下の3つのポイントを測ることができます。

    • トレンドの転換
    • トレンドの強さ
    • 買い、売りのタイミング

    ①トレンドの転換がわかる

    始めに、MACDでは「トレンドが転換したか」を測ることができます。

    まず、MACDには「MACD」や「シグナル」の他に、0を基軸とする縦軸が設けられています。

    MACD

    そして2本の平均線が、この0のラインをまたぐ時に「トレンドの転換」が起こります

    MACDとシグナルが0のラインをまたいで上から下に行くと「下降トレンド」、下から上にまたぐと「上昇トレンド」への転換です。

    MACD

    上の画像を見てください。

    MACDが0ラインを超えてから、相場が上昇トレンドに変わっているのがわかると思います

    ②トレンドの強さがわかる

    続いて、MACDでは「トレンドの強さ」を測ることができます。

    MACDには「MACD」と「シグナル」という2本の線がありますが、この2本の線の幅が広いほど「トレンドが強い」といえます

    MACD

    例えば、「MACD」が「シグナル」を大きく上回っているときは、上昇トレンドが強いとわかります。

    MACD

    一方、「MACD」が「シグナル」を大きく下回っているときは、下降トレンドが強いというわけです。

    そして、その2本の線の幅が離れた状態から近づき始めると、トレンドの勢いが落ちたと判断していいと思います

    買いや売りのタイミングがわかる

    最後に、MACDでは「買いや売りのタイミング」を測ることができます。

    MACDを見ていると、度々MACDの2つの線が交差することがあると見てとれると思います。

    実はこの交差点、あの移動平均線でも見ることができる「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」と同じなんです

    MACD

    こちらはゴールデンクロスのチャートです。

    「MACD」が「シグナル」を下から上にクロスした時、価格が上昇しているのがわかりますね。

    MACD

    こちらはデッドクロス。

    ゴールデンクロスとは反対に「MACD」が「シグナル」を上から下にクロスしています。

    これらのクロスが発生したときが、まさに「買い」もしくは「売り」のタイミングです!


    買いのサイン、売りのサインを見逃すな!

    以上がMACDについての解説となります。

    ここで最後に、これまでの情報を使って「買い」のポイントと「売り」のポイントを抑えていきましょう

    MACD

    上では、MACDで発生した9つのシグナルをピックアップしています。

    そこで、これらのシグナルが「買い」もしくは「売り」のどちらに当てはまるか考えてみて下さい。

    (まずは解答を見ずに答えてみましょう!)

    問題
    ①「MACD」が「シグナル」を ↓ から ↑ にクロスする
    ②「MACD」が「シグナル」の ↓ にあり、その幅が広い
    ③「MACD」が「シグナル」を ↓ から ↑ クロスする
    ④「MACD」が「シグナル」の ↑ にあり、その幅が広い
    ⑤「MACD」が「シグナル」を ↓ から ↑ クロスする
    ⑥「MACD」が「シグナル」を ↑ から ↓ にクロスする
    ⑦「MACD」が「シグナル」を ↓ から ↑ クロスする
    ⑧「MACD」が「シグナル」の ↓ にあり、その幅が広い
    ⑨「MACD」が「シグナル」を ↓ から ↑ クロスする

    それでは、解答をみていきたいと思います。

    上のMACDで出たシグナルに対し、チャートはこのような動きを見せています。

    チャート
    解答 → 理由
    ① だまし →「ヒストグラムが小さいゴールデンクロス」
    ② 売り →「強い下降トレンド」
    ③ 買い →「ゴールデンクロス」
    ④ 買い →「強い上昇トレンド」
    ⑤ 買い →「ゴールデンクロス」
    ⑥ だまし →「ヒストグラムが小さいデッドクロス」
    ⑦ だまし →「ヒストグラムが小さいゴールデンクロス」
    ⑧ 売り →「強い下降トレンド」
    ⑨ 反発 →「何らかの材料、ニュースなど」

    いかがだったでしょうか。

    MACDを使った売買のポイントは掴めましたか?

    ここでわかるように、MACDには「だまし」と呼ばれる、シグナル通りに行かない値動きをする場合もあります

    そのため、MACDだけに頼り過ぎず、仮想通貨のイベントやニュースというものを常にチェックしながら、これらのツールを使っていきましょう!


    MACDが使えるおすすめ取引所

    以上がMACDを使った分析方法となります。

    このような指標は、使っていかないとなかなか感覚がつかめないと思うので、実践あるのみです。

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