機能としてまた投機筋として注目を浴びてきている仮想通貨。最近では投資としてビットコインなどを買う方が増えてきたのではないでしょうか。
そこで今回はこれから仮想通貨取引を始めようと考えている方に、これだけ理解しておけば始められるよ。という情報をまとめてみました。仮想通貨取引の仕組みやどこの取引所を選ぶべきなのかを紹介していきましょう。
仮想通貨ってどうやったら購入できるの?
ぼんやりと仮想通貨投資を始めてみたいなと思っていても、いざ始めようと思った時にまずぶつかる壁が「そもそも仮想通貨ってどうやって購入するの?」っていう所でしょう。確かに、コンビニに行って買える訳ではありませんし、Amazonに売っている訳もありませんよね。
基本的に仮想通貨を買うには「仮想通貨を取り扱った業者=取引所」に登録をして購入する必要があります。国内の取引所で言えば「bitFlyer(ビットフライヤー)」や「Coincheck(コインチェック)」など聞いた事はありませんか?それがいわゆる「取引所」です。
自分が利用する取引所を決めた上でコインを購入する事ができます。『取引所のサービスや手数料の低さから取引所を選ぶ』方もいれば、『買いたいコインがその取引所でしか扱っていないからそこで登録して購入をする』というように人それぞれで取引所の選び方は変わってきます。
まだどのコインを購入するか決めていない方はまずサービス面から取引所を選んでみてはいかがでしょうか。では次に取引所を決めてからの流れを簡単に説明します。
仮想通貨を購入するまでの流れ
仮想通貨を購入するまでの流れは上の図の通りですね。
まずは①取引所に登録です。取引所によっては名前とメールアドレスだけで口座開設をする事ができるところもありますが、住所や電話番号を入力する所もあります。
登録は平均して5分ほどで終わるので比較的早く口座開設することができます。ただ登録には『本人確認書類の提出』が必要です。マネーロンダリング(資金洗浄)を防ぐためやセキュリティのために免許証などの画像を送らなければなりません。詳しくは『アカウントを承認する?本人確認書類の提出とは』こちらで紹介をしているので参考にしてみてください。
以上の手続きが終わり、②アカウントの作成が完了します。この時点で取引所への登録は完了です。後は取引所の口座へ入金をして③のコインを購入する流れとなります。
仮想通貨を購入するまでの流れは以上です。ここで初めて仮想通貨取引をする人が疑問に思う所があると思います。それは『取引所』と『販売所』の違いです。次にその違いに関して紹介をしていきましょう。
取引所と販売所の違いってなに?
仮想通貨取引所の中には『販売所』も兼ねているところもあります。両方とも仮想通貨を購入するところではあるのですが、一体なにが違うのでしょうか。またどちらで買うのが良いのでしょうか?
- 販売所:取引所から仮想通貨を購入する
- 取引所:売りたいトレーダーから仮想通貨を購入する
以上のような違いがあります。販売所を兼ねている業者では、コインの販売も行っています。そこで売っているコインを取引所から購入するのが『販売所』というイメージです。Yahooを仮想通貨取引所とすると『Yahoo!ショッピング』が販売所のようなイメージです。(正確に言うと少し違いますが)
それとは異なり『取引所』では、実際にその取引所でトレーダーをしているトレーダーからコインを購入します。売りたいトレーダーが注文を出し、それを買いたいトレーダーが買いたい値段と量を指定してマッチングすれば取引が成立し購入する事ができるという事です。
先程Yahooで例えましたが、こちらはどちらかと言うと『Yahoo!オークション』のようなイメージです。Yahoo!オークションではYahooを利用している実際のユーザーが出品して、買いたいユーザーがその商品を購入するため『取引所』はユーザーから買う所と覚えておいてください。
ここでピンと来た方がいるかと思いますが、取引所では売りたいトレーダーに対して買いたいトレーダーがいなければ購入する事ができません。その点、販売所では取引所自体が販売をしているのですぐに購入をすることが可能です。
すぐに買える事が販売所のメリットではありますが、値段は少々高くなります。その点取引所では販売所と比べると安価で買う事ができるというメリットがあります。つまり、販売所と取引所の違いをまとめますと、
- 販売所:すぐに買う事ができるメリットがあるが、値段が高い
- 取引所:販売所と比べると安く買えるメリットがあるが、すぐに買えない場合もある
このようになりますね。つまりは、すぐに購入したいか、それともできるだけ安く買いたいかによって取引所と販売所の使い分けをする必要があります。
もっと詳しく知りたいという方は『仮想通貨の取引所と販売所の違いって何?』こちらを参考にしてみてください。
このような流れでコインは購入する事ができるのですが、仮想通貨は形も無ければ現実世界に物体として存在していませんよね?全てブロックチェーンなるシステムで管理されており、実物なんて存在しません。じゃあ、自分が買ったコインってどこにあるの?と疑問に思わなかったでしょうか。
買ったコインはウォレットの中で管理される。
購入したコインは基本的に『ウォレット(財布)』の中で管理されています。これがどこにあるのかと言いますと、上の流れのように取引所でコインを買った際には、
自分がアカウントを作成した取引所の中にあるウォレットに入ってきます。イメージとしては、◯◯銀行の□□口座の中に日本円を預けているという感じです。つまりは取引所の自分のアカウント口座へと追加されています。このように自分が買った仮想通貨は管理されているのです。
ただウォレットにもいくつか種類があり、画像右側のハードウォレットと呼ばれる完全に独立した自分だけのウォレットで仮想通貨を管理する事もできます。取引所で購入をして自分のウォレットへと送金をすれば自分のウォレットで管理する事ができるという事です。
取引所が銀行のイメージで言うと、ハードウォレットはタンス預金です。しかも誰も開ける事のできないタンス預金です。
このようにして仮想通貨を購入する事ができ、管理する事で取引をする事ができます。ではここからは取引所選びのコツに関して紹介をしていきましょう。
取引所選びのコツ!ここに注目したら良い!
仮想通貨取引の大体の始め方の流れは分かってきたのではないでしょうか。ではここから、仮想通貨を始めるための取引所の選び方を紹介していきます。
冒頭でも少し言いましたが、取引所を選ぶにはいくつかの基準があります。
取扱銘柄が多い取引所を選ぶ。
取引所を選ぶポイントの1つとして、やはり『取扱銘柄(コイン)』の多い所が注目されています。
仮想通貨の代名詞『Bitcoin(ビットコイン)』があるのはもちろんの事、主要アルトコイン(イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュなど)も取り扱っている中で、まだまだ価格が低く将来的に何十倍にも化ける可能性がある通称『草コイン』の取扱も需要になってきます。
特に国内の取引所と比較しても、海外の取引所では400種以上の取扱コインなど取引できる仮想通貨の種類が圧倒的に違います。もちろん海外取引所なので、サイトが日本語に対応していない、また日本語サポートが無いなどはありますが、それでも海外取引所への需要はどんどん高まってきている状態です。
海外取引所の中でも取扱銘柄が多くおすすめの取引所を下記にまとめました。
取扱銘柄で選ぶならこの業者がおすすめです。いろんな仮想通貨で取引をしたい!主要なコインだけじゃなく、これから価格が上がってくる可能性がある草コインも購入したい!という方はこちらの取引所を選んでみてはいかがでしょうか?
出来高が多い取引所を選ぶ
取引所を選ぶ際に重要なポイントとして、『出来高が多い取引所を選ぶ』ことも大切です。
出来高とは、特定の期間内に取引が行われたボリュームの事。1日に5BTCを10,000ドルで購入する取引だけが行われた場合、その日の出来高は10,000ドルとなります。
この出来高がどう取引所選びに関係してくるかと言いますと、『出来高が多い=約定された取引も多く、スピーディーな取引ができる』ことに繋がります。つまりは出来高が多いほどスムーズに取引を行う事ができ、約定(注文の確定)も早く行われる可能性が高い事です。
ここで取引所によってどの位変わってくるのかを、BTC(ビットコイン)の出来高で取引所を見てみましょう。
こちらはCoinmarketcap.comの画像となりますが、出来高で見ると『Bitfinex』と『Bittrex』がBTC取引では出来高が多い事が分かります。
Bitfinexで見て見ると、BTC/USDで$1,439,870,000分の取引が24時間の間で行われているという事です。それほどのビットコインを買いたい方と売りたい方がマッチングして約定が行われたという事になりますね。
特に仮想通貨は価格変動が激しいため、約定したい時に約定できる取引環境がある事が大切です。
という事で、出来高が多い取引所で選ぶならBinanceもしくはBittexがおすすめという事になりました。
仮想通貨投資を始めるまでの流れを知った上で、きちんと自分に合った取引所を選択してより良い仮想通貨ライフを送りましょう!