今までたくさんの仮想通貨取引をされてきた方、これから取引を始めるという方、結局のところ何をどこで取引すればいいのと思いませんか?
成長が期待されているという話題の通貨でも、なかなか価格が上昇しなかったり、投資はなかなかうまくいかないものですよね。
特に仮想通貨は、プロジェクトといった「仮想通貨の目的」のようなものがありますが、その信用は、基本的に通貨自体が担保するものなので、その価格の高騰や急落はすさまじいです。
そこで今回は、仮想通貨の取引においてキーとなるポイントを紹介し、これさえ押さえておけば、利益確定やリスク回避が行えるという「仮想通貨の3種の神器」を紹介したいと思います。
この3つを持っていない皆さんは損してるかも。
仮想通貨で抑えるべきキーポイント
仮想通貨を取引する上で重要となるのは、まず仮想通貨の特性を理解することです。
仮想通貨法によると、仮想通貨とは「①不特定多数の人と交換ができ、②電子上で記録移転され、③法定通貨とも交換できる財産」をいいます。
この特性をふまえると、何に気をつければ仮想通貨で「利益確定」と「リスク回避」ができるか、そのポイントが見えてきます。それが以下の3点です。
以上の3点が仮想通貨を取引する上でとても重要なポイントとなってきます。
それでは順を追ってみていきましょう。
その①流動性と取引高
まず仮想通貨は、不特定多数の人と交換ができるお金です。
しかし現時点での仮想通貨は、お金として支払いや決済が行えるところが少なく、ほぼほぼ投資として取引されるお金と見られています。
そして、それらのほとんどは仮想通貨交換業者(=取引所)でのみ取引されているのが現状です。
そこで、仮想通貨で重要となるポイントは取引所選びです。
中でもどのくらい仮想通貨がその取引所で取引されているかといった流動性や取引高が重要になってきます。
上の画像を見て下さい。こちらは、「出来高が高い取引所A」と「それほど高くない取引所B」の板情報(注文が出ている価格帯)を比較したものです。
まず①の価格をみていただきたいのですが、取引所Aの価格差が30円ほどに対し、取引所Bは220円ほどあります。
これは、取引所Bでは一番安い注文が他の誰かに買われると、その次は220円多く値段を払わないと通貨を買えないことを意味しています。
続いて②を見て下さい。これは注文が出ている数量を表したものですが、ここに見える限りでは取引所Aでは7BTCほど売り注文が出ているのに対し、取引所Bでは、1BTCほどしか売り注文が出ていません。
例えば、この1BTCが全て売りつくされてしまうと、もう注文がないので取引所Bでは買いたくても通貨が買えない状態となってしまいます。
つまりここで何が言いたいのかというと、流動性が高く、取引高が多い取引所を選ぶことで、限りなく自分の思う価格で売買したいときに売買できる = 利益確定、リスク回避ができるというわけです。
仮想通貨は、ほぼ取引所のみで交換が行われている流動性が高く、出来高が多い取引所では、理想の価格でいつでも取引ができる流動性と出来高をチェックしないと高値 or 安値で掴まされたり、取引すらできないことさえある
その②セキュリティ
続いては仮想通貨の2つ目の特徴をみてみましょう。
仮想通貨は現金とは異なり、実物がなく電子上で記録と移転がされるお金です。そのため仮想通貨は、すべてコンピューターの中で管理される財産となります。
これは、お金の移転や管理という面で大変便利という特徴を持っていますが、それと同時に盗難やハッキングといった財産の紛失リスクも伴います。
そこで、仮想通貨を取引する上で重要になってくるポイントの2つ目はセキュリティです。
仮想通貨には、自分で管理できるウオレットや、管理態勢を分散させるDEX(分散型取引所)というものがありますが、多くは取引所に通貨の管理をゆだねています。
みなさんも2018年1月に起きた「コインチェックのNEM流出事件」を一度は耳にしたことがあると思いますが、このように取引上によってはリスク管理がしっかりできていない所もあります。
せっかく積み上げてきた資産を、取引所のずさんな管理で流失されてしまうなんて、たまったものではありません。
そこで、取引所はセキュリティが万全な取引所を選びましょう。
セキュリティが万全かどうかをはかるキーワードは「二段階認証のサポート」「コールドウォレット、マルチシグの導入」です。
他にも過去にハッキングを受けたかどうかや、ハッキング疑惑を払拭したといった情報も大切です。また国内では、金融庁に登録済みかもチェックしておきましょう。
仮想通貨は、ハッキングといった財産紛失リスクを伴う二段階認証、コールドウォレットといった、セキュリティが万全な取引所を選ぶ
その③日本円へのアクセス
仮想通貨の3つ目の特徴は、法定通貨と交換ができる財産だという点です。
私たちが日常生活において、ものやサービスを購入する時に日本円を使うのはなぜでしょう。
それは、日本円が国によって保障された通貨で信用がある、もっとかみ砕くと日本円は価格が安定しているので交換しやすいからです。
しかし、もしそれが仮想通貨だった場合どうなるでしょうか。
仮想通貨を実際に取引されたことがある方ならおわかりだとおもいますが、昨日1BTCで買ったものが、今日は0.9BTCになっているということが普通にあり得る、とても価値の上下が激しいお金です。
そのため、いくら仮想通貨が発展しているといえど、まだまだ法定通貨にとって代わるようなお金とはいえません。
そこで、仮想通貨の取引を行う上で必要になってくるものは、いつでも日本円に換えることができる日本円へのアクセスです。
これから価格が下がると思われるときに、価格の安定している日本円に交換することでリスク回避が行えます。
仮想通貨は、その特徴から世界中で取引され、多くの魅力をもつ海外取引所を中心に取引をされている方も少なくありません。
ただ価格が一気に暴落したときに備え、日本円に換えられる国内取引所、日本円の取り扱いにきちんとしたサービスのある取引所への登録は必須です。
仮想通貨は、価格の高騰や急落がよく起きるお金日本円は価値が安定しているお金価格が暴落したときのリスク回避に、日本円へのアクセスは必須
人気が人気を呼ぶ投資?
ある有名な経済学者は、株式投資を「美人投票」に例えました。
この美人投票とは、投票者が100人の女性から最も美しい6人を選び出し、その選んだ女性らが投票者全体の平均と最もマッチした投票者に賞が与えられるというものです。
これには、ただ自分が美人と思う人を選べばいいというものではなく、みんなが思う美人を予想して選ぶ必要があります。
それは他の投票者にも同じことで、つまりみんながみんな「誰かの予想を予想し合っている」のが投資だというです。
もちろん仮想通貨も同じことが言え、むしろ仮想通貨は、憶測や噂話だけでもその価格をおもいきり上下させます。
上は、仮想通貨Lisk(リスク)のチャートですが、1月5日~7日のわずか2日間で5割強の価格高騰をみせました。
これは、日本で大人気の取引所ビットフライヤーがLSKの取り扱いを始めるという噂が流れたのが原因で高騰したものです。(実際にビットフライヤーはリスクを上場させました。)
このように、人気が人気を呼び価格が高騰するというものが起きやすいのが仮想通貨で、このような人の注目の流れにアンテナをいつも張っておくことがとても重要になってきます。
みんな予想を予想するのが投資噂話や人気だけでも価格に火がつくので、常に情報をチェックする人気な取引所や仮想通貨を選ぶとよし
みんなの投資行動は読める?
ここまで仮想通貨の特徴をいろいろ上げてきたのですが、どれもはっきりと「Aが起きるとBになる」といった明確なものはありませんでした。
それでは、仮想通貨って結局は運まかせかと思われるかもしれませんが、私たちの投資行動は、実はある程度読めるんです。
みなさんは、仮想通貨を取引をされるときにチャートをしっかり見ることがありますか?
「何かただ価格がどんな感じで動いているのか知るため」と思われていないでしょうか。
それが実は、このチャートを使って価格の動向を読む方法があります。いわゆる「分析ツール」といわれるものを使うことです。
例えば分析ツールでも有名なのが「移動平均線」。
これは、一定期間の終値の平均値をつなぎ合わせた線で、相場がどうのような動きを見せているか判断するために使います。
こちらは「ボリンジャーバンド」。
これは、価格がこのボリンジャーバンド内に収まるという目安で、これを見ればある程度価格の上限や下限がわかります。
これらはインジケーターといって他にも数多くの種類があり、これらをうまく組み合わせることで価格の動きがわかります。
こちらは分析ツールを使った価格予想の例です。(「tetori_masa」さんという方のアイデアを引用しています。)
このように、ラインをチャートに引いたりすると次の価格が予想でき、そこをねらって注文を出せば利益が出せるというワケなんです!
どうでしょう、ものすごく便利ですよね。
ちなみに、このツールは今回ご紹介する三種の神器のひとつで、投資のプロも愛用する高性能分析ツールです。
みんなの投資行動はある程度読める分析ツールを使うことで価格の動向がわかる
仮想通貨の3種の神器
それでは、いよいよ「3種の神器」をご紹介したいと思います。
ただその前に、もう一度仮想通貨取引で「利益を出す、リスクを回避する」ポイントを整理しましょう。
- 流動性があり取引高が多い取引所を選ぶ
- セキュリティが高い取引所を選ぶ
- いつでも日本円へのアクセスできる国内取引所を持っておく
- 人気が高い通貨や取引所を利用する
- 分析ツールを使って、ある程度価格の流れをつかむ
以上が仮想通貨を取引する上で最も重要になってくるポイントになります。
それでは、これら踏まえたうえで3種の神器をご紹介したいと思います。
三種の神器①:海外取引所「Binance」
まず一つ目は、海外取引所「バイナンス」!
バイナンスは、2017年に香港でサービスを開始した取引所で、設立されてなんと3か月で、24時間の出来高ランキング4位となりました。
現在は世界ランキング1位として、圧倒的な取引高と人気をかねそなえた取引所です。
上の画像は、24時間の取引高(4/16)をランキングにしたものです。
これを見ると、バイナンスでどれだけ取引がされている一目瞭然ですね。
また、バイナンス人気はすさまじく、バイナンスが通貨を上場させるとその人気と期待値で買いが走り、一気に価格を高騰させるといった特徴があります。
流動性もかなり高いので常にガンガン取引ができる、三種の神器でいう剣のようなポジションです。
三種の神器②:分析ツール「TradingView」
続いてご紹介したいのが、高性能な分析ツールTradingView(トレーディングビュー)!
トレーディングビューでは、先ほどご紹介したような平均線やラインを引いたりでき、様々な価格変動を予測できます。
無料で利用することができるので、ちょっと試しにテクニカル分析を始めてみるのもありです。
(ただ、もちろん使えるインジケーターの数が限られているといった制限があります。PRO版にアップグレードすれば、月々1000円ほどでいろいろなことができますよ!)
上はアイデアといって、他のユーザーが分析したチャートを見れるといった機能もあります。
このように、TradingViewは様々な情報とアイデアを携えた、まさに知恵を表す鏡を象徴しています。
三種の神器③:国内取引所「Zaif」
そして最後の神器は、国内取引所Zaif(ザイフ)!
国内取引所の中で人気の高いザイフは、取扱通貨も多く取引高もかなり多いです。
送金手数料が安いため、海外取引所との相性もよく、もちろん日本円のアクセスもバッチリです。
しかもザイフには、Zaif積み立てという価格変動のリスクを回避しながら投資を行えるサービスもあります。
これは、Zaif積み立てが採用する「ドルコスト平均法」といいますが、定期的に投資を行っていくことで長期で得をするといった投資方法です。
このように、日本円のアクセスやリスク回避ができるという点で、ザイフは仮想通貨の勾玉のような存在でしょう。
仮想通貨三種の神器まとめ
以上が今回ご紹介したかった3つのツールです。
初心者の方は、とりあえずこの3つさえ持っておけば間違いありません。仮想通貨の経験者でこれらを持っていない方は損をしています!
これから仮想通貨でドンドン稼いでやるという方は、仮想通貨における重要なポイントを抑え、これらを使っていきましょう。
Binance(バイナンス)
- 世界で最も人気のある取引所!
- 取引高、安全性ともにピカイチ!
- 種類が多く新しい通貨にも積極的!
- モバイルアプリが使いやすい!
TradingView(トレーディングビュー)
- 高性能分析ツール!
- 圧倒的な情報量となんでも網羅!
- 多彩なツールと豊富な種類!
- 日本語対応、アプリもあるので安心!
Zaif(ザイフ)
- 積立投資でリスク分散ができる!
- 送金・出金がとにかく安い!
- 仮想通貨、トークンの種類が豊富!
- 出来高も多くいつでも取引が可能!